『萱切隧道』 その2



日本の近代土木遺産(改訂版)』 の ”現存する重要な土木構造物2800選”で
2006.3.8 に 福岡県 (廃)萱切隧道 の文字を見つけ、気になっていた物件だ。
得られている情報は、犀川町−築城町をむすぶ素掘トンネルであるということだけだ。




  石垣を発見。
  単なる山道ではなく、人馬が往来できるように
  整備された道である。




  何となく登山道ではなく廃道の雰囲気が
  出てきた。





  隧道が見えてきた!

  何となく妖しい雰囲気を漂わせながら
  坑口と開削記念碑が目に入った。


  萱切隧道 開削記念碑

  明治時代三十六年三月起工
  仝       十月竣工


  隧道の坑口に近づいて最初の感想

  「大石峠隧道の小型版だ!」
  こんな隧道が福岡県にもあったんだ。



  坑口付近は少し崩落した様な跡が。

  レンガ隧道も良いが、こういった手堀隧道も
  なかなか趣があって良い。



  書籍によるスペックは、
  高さ2.5メートル、幅2.5メートル
  長さ100メートル



  内部は思ったよりしっかりしているようだ。

  全て手堀だ。
  ノミとツルハシで掘り進めたらしい。


  反対側の坑口付近も少し崩落しているようだ。

  倒木らしき物も見える。



  倒木ではなく倒竹だった。

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