『丸塚隧道』 その2
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目線を変えると頭上には、大きな岩 が我々を狙っているかのように突き だしていた。 |
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突然、景色が変わった。 崩落の危険をあまり感じさせない。 崩落を待っている大きな岩もなく、 徐々に砕けて落ちた様な堆積物が 見られるだけだ。 |
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こちらの坑口は隧道の形を保っている。 しかし、入口前には倒木が行く手を遮る。 |
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ここまで来ると、壁面は綺麗で、恐怖を 感じることが全くない。 |
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出口に近付くと堀割がみえてくる。 また、その上部から落ちてきたであろう 倒木と堆積物が見られる。 |
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これはこれでかなり妖しい風景だが、 入ってきたほうの坑口を先に見てい るためか、隧道から脱出したからか、 安堵感と余裕がでてきた。 きっと感覚が麻痺したのだろう。 |
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振り向いて坑口を眺めてみる。 こちら側だと、あまりインパクトを 感じない・・・。 イヤ、やはり感覚が麻痺しているようだ。 確かに、崩落しそうな岩もなく、坑口も しっかりとしているが、いきなりこんな隧 道に遭遇したら、それなりのインパクトが あるはずだ。 |
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大石峠隧道も昔はこんな感じだった のだろうと思われる。 |
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実は、2007年夏に最初に発見したのは、 こちら側だった。 貫通しているかよくわからず、とりあえず 反対側を確認して、一瞬で怖じ気づいた。 今は無理だと判断した。 |
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隧道から伸びる旧道と思われる。 この先の道も気になるが、引き返 すことに。 |
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