『旧椿隧道』 その3



黒川と柄杓田間にある椿トンネル。
その上に旧椿隧道が眠っている事を知っている人はどれだけいるだろうか?
taiheiさんのサイト 『tunnel web』の掲示板で話題にしたところ、貴重な情報が寄せられた。



  柄杓田側に向かって。



  柄杓田側坑口
  こちらも綺麗に残っている。



  ちょっと離れて坑口を取りたかったが、
  ここが限界。
  この先は道がない。
  近くに車が通る音が聞こえるので、途切れた道の
  先は椿トンネルの坑口があるのだろう。



  というわけで、黒川方面に戻ることに。




  素彫り部分を触ってみると、粘土質の柔らかい
  土だった。




  最初は岩かコンクリート吹きつけかと思っていた
  ので予想外だった。




  萱切隧道や大石峠隧道は、石灰質で脆い
  ものであったが、粘土質であるため崩壊する事
  なく残っているのかもしれない。



  両側の道路がなく、存在そのものがあまり
  知られていないおかげで、悪戯書きがない。
  柄杓田側に不法投棄?らしきゴミが多少あった
  ものの、保存状態は極上である。



  柄杓田側から見た現在の新旧椿トンネル



  おそらく椿トンネル上の茂みの奥かから左奥
  辺りに旧椿隧道の坑口があるに違いない。


  旧隧道を見つけることができたものの、詳細は全く不明である。
  竣工年や改修年、長さ等のスペック、いつ頃廃隧道になったのか等々。
  ご存じの方いたら教えてください。 

  道路関係の仕事をされているというテック様の情報と、道を切り開いてくれたtaihei様の
  おかげで、以前から気になっていた隧道に到達することができました。
  感謝いたします。




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